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└タイガーI 初期生産型
-「 タイガーI 初期生産型 」について
言わずと知れた名戦車ですね。
出現当時は無敵を誇りましたが大戦末期になると側面装甲(それでも80mm)などを突かれてやられていたようです。
初期生産型と後期生産型ではキューポラや転輪、吸気系のシステムの違い。わかりやすいところは、スモークディスチャージャーですね、初期型だと付いていて後期形だとついていません。
車両単価が高く、一度の作戦で大量に配備された事はありません。
列車移動する時はキャタピラがはみ出してしまうので、スカートをはずし、外側の転輪を外し、キャタピラを幅の狭い列車移動用のものに履き替えなければならず、とても手間のかかる車体でした。
ただ、前面装甲最大厚110mm、正面は平均でも100mmに達している分厚さ。背面や側面も80mmくらいです。
かつてタイガー乗りだった戦車兵は、今現在でも「これが最高の戦車だ」といっている。
事実そうだったかというと、主機(エンジン)トラブルが多かったり、主砲の8.8cm56口径36式戦車砲の貫通力は、パンター戦車の70口径7.5cm43式戦車砲とほぼ同等といわれます。
それにステレオレンジファインダー(標的との距離を計る装備)がなく、標的との距離はレティクル(標準線)の目盛りによる目測でした。
最大射程が10km以上あったのだから、設計当初からあっても不思議ではないような、気がするだけでしょうかね?
この戦車はダメ出しをしていけば結構多いでしょうが、初期の頃の重戦車としては成功した車体ではないでしょうか?
-絵について
以前から、試したかった技法で描いています。
1、先ず普通の戦車をテキト〜に3Dで作成。
2、ばらばらにちょん切って女に付ける。
3、ポージィング(美しく!エロく!)
4、レンダリング(アウトラインレンダリングと、ふつうのシェーディング(影付き))
5、それをモトに書き起こし。
という技法。
単純に3Dで作ったものを手書きで2Dにする作業がしたかっただけです。
文字のほうはあらかじめ地面にグリッド(格子)をつけておけば、あとはそれに合わせてひん曲げるだけです。
この方法だと、
パースとかの狂いを極力押さえられるのと(今回は一人ですが)数を描く場合に役に立ちます。
たとえば漫画とか描く場合にメカの大量生産が出来るわけです。
メカや背景は線が多いし形が狂うとすぐばれるのでこの方法でつくるときれいに出来ますね。
ただ大まかな形が取れて楽チンと思いきや、今度は細部の書き込みに無駄にパワーが回って、線画だけでえらい時間が掛かりました。
-戦車はお初
戦車の擬人化は、初めてつう訳ではないのだけれど。以前にも何個か作ったはいいのだが、砲塔をどのように扱えばいいかしら?という事で悩んでいました。
最初は、砲塔と砲をセットで、ロックマンみたいに右手に付けてた訳です。ロシア戦車とかならいいかもしれませんね、お国柄が出て。
ただ、いわゆる戦車「スタンダードはこの形」というのを作りたいな…この時にどうにも、私個人としてピンとこなかったわけでした。
砲塔と砲の分離は、早い段階で思いつきました。問題は、分離された砲塔をどうするか?E100みたいに盾として左肩や左腕に持たせるの?肩からぶら下げる場合は、ボテっとした印象を受けますが見た目的には纏まって見えました。
ただこの状態で、盾として扱われた砲塔に、敵弾を受けた場合はどうなるの?と考えれば居てもたっても居られなくなり、資料を買いに走ったわけです。
最初に買ったのはタミヤのプラモで、その次はグリーンアロー出版の「ドイツ軍兵器&戦闘マニュアル」と大日本絵画の「ドイツ陸軍戦史」、んで同出版会社の「タイガー戦車」、ガリレオ出版の「ドイツ歩兵
in ACTION 1 」…と資料を買い叩いた訳でした。
これらの資料が、役に立っているのか居ないのか、怪しいところですが。これらによると、タイガーの上面装甲は一律して20mmだそうです。他の80mmや60mm、100mmと比べると極端に薄いわけなのでした。
そんなこんなで、砲塔を盾扱いするのには無理がある…と判断した訳でした。
「それじゃあ盾どうすんの?」心の中のもう一人の俺がこういった。
そうです、戦車の性能は大まかに分けて、攻撃力、防御力、機動性。この三大要素から成り立っています(ホントは生産性や整備性とかも含まれるんですがね、"戦車"単体で見た場合はこれで纏まるかと)。
防御力の象徴「盾」がないと、サマにならないじゃないか。じゃあ車体全面装甲がちょうどいい、あそこなら100mm、60mmと来た。
前面装甲を切り出して左手に盾のように持たせる。これでしっくり来たわけですね。
「じゃ、砲塔は?」
余ったので右肩に…格好わりゅい〜。だめだよ!あんたダメだよ!そんな、当てこすったみたいな対処法。
なんどか位置替えをして、一旦頭に落ち着いた訳です。この時あたりに車体の側面装甲を腰からプラーンっとぶら下げれば格好いいなぁ。(鉄騎みたいで!)
さて2Dでのデザインは出来ました。
3Dの話はまた違う日に加筆しましょうかね。
-3D部分の話 / 20060915加筆
っと、上に書いて在ることをやった後で物を3Dに起こしました。素体になる女は以前、ボーン入りのものを作った事があったのでコレをベースに組上げています。素体の女がなければ手を出さなかったでしょう。
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