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└鬼戦車T-34
出現当時、あまりの先進的なスタイルでドイツ側をびっくりさせた名戦車。
T34の出現に驚愕したドイツはパンターを作るキッカケになったわけで。
コイツが出現する手前の戦車デザインは結構迷走しているもんでした。
第三帝国ドイツ戦車が出現しだしたコロになるとある程度のセオリーは出来上がっていましたが、
一枚板で装甲を作るって概念が薄かったらしく、どれもこれも複雑な形状をしていました。
装甲が一枚板で、傾斜している。 ってのが当時どれくらい斬新なものだったのかは、今となっては想像できません。
先進的なスタイル、とは言うものの、その中身はやっぱりソ連製で、一日の行軍で操縦士の体重を5kg減らす変速機とか。
砲弾をはじき返すまではいいが、装甲の裏面が吹き飛んで被害甚大とか。
ペリスコープを覗くと空と大地がチラついて見えたりとか。
搭乗員ハッチが超重で、乗員がつぶされたりとか。
マフラーがなかったり、足回りの構造上の関係で、走行音がばかみたいにうるさいとか。
なかなか大味な中身なんですよ。
丁度クリスマスその日だったんで、ノリと勢いで。
なんかソ連兵ってこんなイメージだよな。 という感じでございます。
防盾からその後ろは適当。
奥のやられ役は虎。
メガネがやけに分厚いのは、防弾ガラスと言うか、ペリスコープというか、そんなもん。
ソ連戦車兵の回想とかを読むと、しきりにこいつの表現が「空と大地がかすんで見える」とあったので透明感薄いです。
視力が悪いと言うわけじゃなくて、おメメがとってもデリケートなので、いたしかたなくこのメガネを掛けているという按配。
↓のはソ連戦車兵の回想録の日本語訳っす。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/5870/tankist.html
「空と大地がちらついて見える」と言う感じの言葉が所々で確認できます。
最近知ったことだけど、
透明なガラスを作るには、溶けたガラスを冷やす段階で「結晶化」しないようにするのが難しいと言うのを見かけた。
あくまでも想像だけど、ソ連のガラス技術はココがまだだったのかな? と勘ぐってみる。
この元ネタの出典は「ミリタリー・スナイパー」からっす。冒頭に書いてました。